コロナウイルス対策の基本として手洗い・うがい・マスクを例年以上に皆さん気を付けて行っています。
例年よりもインフルエンザをはじめとする様々な感染症が減っているそうです。
ところが、こまめな手洗いや正しい手洗いを心がけることで増えるのが手荒れです。
手荒れはなぜできるの?
①手に付くモノによる刺激
手荒れの原因の約70%を占めると言われます。洗剤、シャンプー、石鹸、手指消毒剤、アルコールなどによる保湿因子の減少や化学的刺激、紙・布などによる摩擦が物理的に直接皮膚表面を傷つけ湿疹を引き起こします。
②アレルギーによる皮膚炎
金属やゴム製品、洗剤やシャンプーの成分、毛染めに含まれる成分、植物などが原因になることが多いと言われています。
美しい手を守る手荒れケア
一度治療しても、同じ刺激が続けばすぐにまた悪化します。そこで今日からぜひやっていただきたい手荒れ予防ケアをご紹介します
①手袋をつける
食事の準備、片付けをする際にはゴム手袋をしたり、園芸などの時にも軍手をすると
刺激物質が肌につかないので、理論的には手湿疹は起こらないはずです。
ただし長時間の着用は汗で蒸れてかゆみが増強されることがあるので避けましょう。
②手洗いと消毒液を使い分ける
頻回の手洗いは保湿因子を取り去ってしまいます。
『低刺激の消毒液使用』と『手洗い』をうまく使い分けて手洗い回数を減らす、というのも有効な場合があります。
(消毒液が刺激になっている場合もありますので注意が必要です。)
③こまめな保湿
手を洗った後、保湿ができていますか?
保湿因子が少ない手には手洗い後の保湿は必須!です。毎回必ず手洗いのあとは保湿をしましょう。
最後に
ぜひ手洗い手指消毒の習慣は続けたいところですが洗い過ぎは禁物です。
自分に合った手荒れにならない手指衛生の継続がおすすめです。